Whitestone river
ホワイトストーンリバー

ホワイトストーンのイブニングライズ



   

ホワイトストーンリバー上流 

ホワイトストーンリバーは、テアナウの町から車でわずか15分ほどのお気楽な川。
夏の水の少ない時期にはSH94(国道94号)付近の流れは、水が干上がってしまい、
川の跡だけが残っていることがある。
「あれ?前来たときはここに川があって、いい釣りをしたのに・・・」
そう思って釣りをあきらめてしまうと、これがこの川のマジック。
実は上流に行くと水量があり、大きな魚が泳いでいるのである。
しかもいいサイズのニジマスが相手をしてくれる。

02年12月28日に行った時は、まだSH94付近は十分に流れていた。
さらに上流のマウントプロスペクト(Mt Prospect)周辺を釣ってみることにした。

澄んだ水が流れるというよりは、全体的に浅く水量が少ないせいか、
ヌルヌルとしたこけに足元を取られ、
ジンクリアーとはお世辞でも言えない水が流れていた。
浅い川だけに魚がつく場所はかなり限られていて、そんな流れにセミフライを投げ込むと、
あっさりと50cmクラスのニジマスが飛び出してきた。
車からのアクセス、町からも近く、歩きやすい川なので、
日帰りお気楽フィッシングにはもってこいの川だった。


  サイトフィッシングよりブラインドで叩いたほうがいい結果だった。


ホワイトストーンリバーのイブニングライズ

ニュージーランドを釣り回っていると、イブニングの釣りをやることが少ない。
一日中釣り歩いて、大きな魚を釣り、いい写真を撮ると、それで十分満足してしまい。
さらに日没が9時(12月だと)と遅く、イブニングまでたどり着く体力が残っていない。
それでも車をベースに釣りまわっていると、
寝る前や、夕食時に偶然イブニングライズに出くわすことがある。

01年1月2日テアナウの町に用事があったので、
町からほどよく離れたホワイトストーンリバーの河原に車を止めて寝ることにした。
SH94周辺の川は全体的に浅い川だけど、橋のすぐ上に大きな蛇行があり、
魅力的なプールが広がっていた。
車を止め、夕食をとっているとライズリングが目に入ってきた。
夕食を口に詰め込み、サンダルのまま川に立つと、
すでにライズは安定していた。
プールの終わりにあるヤナギの木の下で、「ポツ」とやった。
ブラウンだろうか?
流れ込みでも「バシャ」と、派手にライズする。
プール中央の対岸でも「プツ」とやった。
何が流れているか、どの魚が一番大きいのか、しばし悩む。
困ったときのエルクヘアカディスを結び、対岸の「プツッ」に投げてみた。
すでにあたりは暗く、フライが見えない。
どこを流れているのかわからず、空アワセにライズが止んでしまった。
次に流れ込みの「バシャッ」にフライを投げてみた。
確信を持てずも、「バシャッ」と派手にやったので、だましアワセをしてみると、
竿は曲がってしまい、50cmの虹鱒が、暗闇の中から現れた。
うれしいものの、なんとなくの一尾だった。
こんな感じにニュージーランドはイブニングの釣りも面白い、
だけど、真昼間に最高の釣りができるのだから、
大きな魚は昼間のために残しておこう。

02年1月3日ホワイトストーンより
   
   私も魚も夕食を一時中断。バシャっとライズしていた。53pのニジマス



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